3月定例会 議案第19、20、21、22、23号についての反対討論 (文字起こしあり)

戸部薫は9分頃から。

https://www.youtube.com/watch?v=Lc1-7YI83w0&t=9s

以下、文字起こしです。

私は議案第19号ないし23号について反対の理由を述べて、反対討論を行います。まず議案第19号「令和5年度勝浦市一般会計予算案」についてです。「給食費の無償化」や「高校生と通学定期券補助事業」「子供の居場所作り事業」「子育て援助活動支援事業」など、評価できる内容もありますが、
コロナ感染症や物価高騰などにより市民の皆さんの暮らしは本当に大変です。そうしたときこそ市民に寄り添うきめ細かな支援策の充実がどうしても必要です。例えば「インフルエンザや風疹のワクチンを無料にしてほしい」という切実な声に耳を傾けるべきです。
また、子供に寄り添うのであれば、音楽室にエアコンは必要です。夏の蒸し暑いときでも歌声や楽器の音が漏れないように他の教室の授業に配慮して音楽室はドアや窓を閉めて授業しているからです。さらにマイナンバーカード交付支援事業も政府が健康保障健康保険証を廃止してマイナンバーカードと一体化することを閣議決定したことなどにより、市民の間に不安が広がっています。取得が任意のマイナンバーカードと保険証を一体化することが問題だと私は考えます。従って交付市支援事業は、問題ある政策を推進することになります。よって私は反対を表明します。

議案第20号では、未就学児の均等割税の半額補助が予算計上されています。しかし、未就学児以外の収入のない18歳以下の子供たちの均等割税、また、世帯割税の引き下げは見送られています。これでは子育て中の保護者の国保税負担は大変です。市民の皆さんの暮らし応援の予算案にすべきだと私は考えます。

次に21号「後期高齢者医療特別会計予算」についてですが、かつて1割負担だった医療費の窓口負担が現在は所得制限付きながらも2割負担となっています。2倍になっているのです。後期高齢者の方々の多くは年金に頼る生活を余儀なくされています。
安心して医療機関にかかることができるようにするには、保険料の引き下げが必要と私は考えます。そのためにも、国や県に対して交付金、または補助金などを増額するよう市は強く求めるべきと考えます。

議案22号については、保険料は年金の年額が18万円、つまり月額1万5000円以上の年金生活者からも特別徴収として徴収する仕組みです。市民の皆さんからの「保険料が高すぎるよ。何とかしてほしい」という声は、こうした保険料の徴収の仕方にも起因する切実な声です。介護保険制度は国が作った制度であり、事業者が撤退しなくて済むよう、国や県が支出金を増やすべきであり、私は強く市に要望いたします。

議案23号「水道事業会計予算」については、私どもが昨年の秋に行った「市政アンケート」で最も多かった回答は「水道料金の値下げ」でした。特に8立方メートル以下の使用料の値下げに強い要望が集まりました。しかし予算案は、そうした声に応える内容とはなっていません。
先ほども述べましたように、コロナ感染症や物価高騰などで、本当に暮らしが大変な今こそ、こうした市民の声に応え、市民の暮らしを応援すべきと、そういう予算にすべきと私は考えます。以上、反対理由を述べて課題も指摘して、私の反対討論といたします。

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