市営駐車場の有料化議案は賛成多数で可決されてしまいましたが、その議案に対する戸部かおるの質問は以下をクリックするとYoutubeで視聴できます(後半は別の議員です)。
9月定例会 第4号 議案上程・質疑・委員会付託(議案第40号~第44号)
https://www.youtube.com/watch?v=cIH7yCfKycA&t=2637s
以下文字起こしです。
戸部かおる議員
それでは私の方からも議案第40号についていくつかの質問をさせていただきます。
私の前の議員さん、議員がいろいろと質問されましたので、なるべく重ならないようにしたいと思いますけれども、ぜひよろしくお願いいたします。
まず最初に資料にあります,今狩野議員も質問されていましたが、駐車場利用の適正化という問題について質問を最初にしたいというふうに思います。
先ほどの答弁をお聞きしておりますと、不適正があるからということで、その内容はこれこれこういうことだったというふうに理解をいたしましたけれどもその答弁の中に二輪車問題については答弁がございませんでした。
私、実は過去に駐車場を使用したときに大きな二輪車ですね、いわゆる自動二輪車というものが5台ぐらいのときと1、0台以上が、要するに自動車をいつも停める場所に止まっていたということについて、それは把握されていたのでしょうかということなわけです。
実は後ほど質問いたしますが、条例の第5条にその問題が出てくるんですね。それとの関係でまず最初に質問をいたします。
だから二つ目の質問ですが、
佐藤啓史議長
戸部議員、ちょっと待ってくださいね。
通告書をいただいているんですけれども、順番がちょっと異なっているんですけれども。
戸部議員
私の通告書は駐車場利用の適正化とは具体的にどのようなことですかとその中身について、私はその四輪自動車云々と先ほど答弁があったことについては理解をしたんですが、私が見た中にはもう一つ二輪車の問題もあるのではないかということで、具体的にという内容の一項目として質問をしたわけですが。
佐藤議長
はいじゃあ、それで一回答弁させますね。
それでよろしいですか。
戸部議員
はい。
佐藤議長
今通告書の2回目の部分を書かれているので、それでよろしいということでいいんですよね。
戸部議員
はいわかりました。
ダブってるということですね。
了解です。では先に質問に行っていいですか。
佐藤議長
今の質問に対して答弁させていただいてよろしいですか、岩瀬観光商工課長。
岩瀬由美子観光商工課長
お答えいたします。
適正化の中での二輪車問題ということでよろしいでしょうか。はい確かにですね、今、二輪車がですね、少し止めていただきたくないところにも止めているというような状況もございまして、その後にお答えする予定でございましたが、新たに設置する駐車場では、有料の枠外に二輪の駐車スペースを設けようと考えているところでございます
以上です。
戸部議員
スペースを設けるということで了解をしました。次に二つ目の質問に参りますけれども、先ほどの答弁では、例えば春夏秋冬、あるいはイベントのときということで、過去の利用台数、二カ所の駐車場、は一応把握はしているというお話が先ほどありましたけれども、どうも直近に調査されたのかな、というふうに思いもしましたので、そこに質問にも書いてありますように、過去の利用台数の継続的な台数把握というのはされているのか、いないのかということを二つ目の質問をしたいと思います。
岩瀬観光商工課長
お答えいたします。
これまでに駐車場の維持管理をする中で、利用状況は推計をしていたところでございますが、実際の計測のためには開放時間に職員を張り付けて調査するなど、もしくは外部に委託するなど必要があるため、下期期間が終了した9月に入り、その裏付けを取るための調査を行っていたところでございます。以上です。
戸部議員
それに関わってなんですが、統計的に時間をかけてきちっと調査をしたということにはなっていない。
ただし、今回の条例の裏付けとして、直近のところで職員が配置されて、そこで台数等について調査をしたと、こういうふうに理解をいたしますが、それでよろしいでしょうか。
岩瀬観光商工課長
お答えいたします。
そのとおりでございます。以上です。
戸部議員
では引き続き質問をさせていただきます。
例えば、無記名アンケートなどによる利用者の利用、目的、観光であるとか、買い物という用事とか、あるいは学校行事関係やその送迎、通院や見舞い、電車の利用などということで、プライバシーに関することかもしれませんので、やり方は結構難しいと思うんです。
ですから私は例えば無記名のアンケートというふうに書きましたけれども、そういう利用目的などは把握されているのでしょうか、お尋ねします。
岩瀬観光商工課長
お答えいたします。
無記名のアンケートなど、そういった手法では行っていたところではございませんが、これまで維持管理する中で、また調査や周辺での聞き取りなどによりまして把握した利用状況でございますが、墨名では朝一や海岸釣りなどの観光客、JRの利用者、買い物や周辺の用事、通学等の送り迎え、トイレ休憩利用その他などとなっております。出水では朝市等観光客、買い物や周辺の用事、塩田病院関連、通学等の送り迎え、その他などでございました以上です
戸部議員
答弁ありがとうございます。
それに関してですが人数は掴むということもできると思うんですが、およそのパーセント、例えば墨名の駐車場を朝市関連で利用したのは全体の何パーセントかわかりましたら教えてください以上です。
岩瀬観光商工課長
お答えいたします。
ただいまそうした数字は持ち合わせてございません以上です。
戸部議員
では次の質問に参ります。
今まで無料で使用してきた市民の皆さんというのは、今回の有料化が決まってしまって有料化ですといったときに、いろんな反応があるんじゃないかな、というふうに思うわけです。
そこで、今までに駐車場を利用した利用者をはじめ、広い範囲での市民の声というのは把握されているでしょうか。
特に旧の総野地区や旧の上野地区などではそういう声を集約されているでしょうかもし集約されているかどうかお聞きいたします。
岩瀬観光商工課長
お答えいたします。
今回の有料化を進めるにあたりまして、こうした市の考え趣旨を近隣住民であるとか利用者、観光協会、商工会、朝市商店など、お話しする中では前向きなご理解をいただいていると考えているところでございます。
総野地区上野地区の住民の方、また広く住民に不特定多数の方にお伺いするようなことはいたしてございません、以上です。
戸部議員
答弁、議員先ほども答弁ありましたけれども、様々な機関代表者、あるいは協議会などの方からは理解を得ているということですが、広く市民の声はまだ把握されていないというふうにご答弁がありました。ちょっと残念な気がいたしますけれども後ほどまた関連して述べます。
次に参ります。
有料化した場合の利用台数というのは、2カ所で毎月どのぐらいの台数になるというふうに推定をされているでしょうか質問します。
岩瀬観光商工課長
お答えいたします。
月ごとにはばらつきがあると考えてございまして、年間でございますが、おおよそ30万台と推計しているところでございます。
以上です。
戸部議員
先ほどもありました。
この30万台というのは一番最初の答弁から累推しますと、先日来職員が調べた台数を基にしてこの30万台を算出をした、推計をしたという理解を私はするんですが、そういう理解でよろしいですか
岩瀬観光商工課長
お答えいたします。
これまでの維持管理をする中でおおよそ推定していたものの裏付けとして、調査した結果の数字でございます以上です。
戸部議員
次に行きます。
有料化したときの1年間の利用料金総額を教えていただきたかったんですが、これは今後の契約との関係で明らかにすることはできないという先ほどの同僚議員への答弁でした。
ですので、お聞きしても無理かと思いますが、そういう推測される推計される利用料金総額を算出するその根拠をお尋ねします。
岩瀬観光商工課長
お答えいたします。
ただいま30万台と申し上げました台数には、やはりそれを積算するための時間であるとか、時期であるとか、そうしたようなものがございまして、そうしたことの積算で算出したいと思っております以上です。
戸部議員
そうしますと30万台かける車によっては1時間かもしれないし、3時間利用したかもしれないし、そういうことでこれから計算をする予定であって、現段階ではその総額というものの根拠というのははっきりと明らかにすることはできないという答弁だと思いますが、そういう受け止めでいいですか?
岩瀬観光商工課長
元となる数字より積算することは可能であり、そうした数字は持っているところでございますが、一応今一旦ですねこの場での総額については控えさせていただきたいというふうに考えております。
以上です。
戸部議員
金額を伺ったのではなく、利用料金の算出する根拠を伺いましたが、もう3回過ぎましたから先に行きます。
実は先ほどの答弁にも午前中の答弁にもありましたが、その料金設定に当たっては、近隣自治体の有料駐車場の状況、あるいは近隣の民間の使用料等を参考にして算出したということなわけでありますけれども、実は海中公園有料駐車場がございます。この料金表を私調べてみました。
そしたら、今回条例案で提案されている最初30分以内は0円、1時間以内は200円、1時間を超すと30分ごとに100円ずつプラスしていくということでありました。
3時間を超えても600円以上は徴収しないと、普段の場合ですね、特例の場合は別ですが、それに対しまして海中公園の場合は駐車場に入りますとその時点で200円が発生し、そして2時間120分までは200円という料金になっております。
もし間違っていたらそれを訂正していただきたいんですがホームページでいろいろと調べてみましたら、そういうことになります。
そして3時間以内だと300円というふうになります。
そうしますと、1時間以内だったら海中公園の駐車場料金も今度新しく有料化しようとする2つの駐車場も30分以内は0円ですが、海中公園は200円、1時間以内は200円、200円で同じであります。
ところがその後です。じゃあ、1時間を超えちゃって1時間半以内だったら海中公園の方は200円、新しい料金は300円です。
それから2時間以内でしたら、海中公園の方は同じく200円。それに比べまして新しい料金、墨名・出水は400円になります。
同じように計算しますと2時間半以内、海中公園の方が300円、それから新しい料金の方は500円、そして3時間以内ですと、海中公園の方は300円に対し、墨名・出水の方は600円。
この1時間を超えて3時間以内の部分、およその人がこういう時間幅を利用するのではないでしょうか。
この1時間以上3時間以内というところが、なぜか新しい料金の方が高く設定をされています。
私の計算に間違いがあれば、それは間違っていますということでいいのですが、どうしてこういう設定に、新料金の方が高く設定してあるのか、その理由をお伺いいたします
岩瀬観光商工課長
お答えいたします。
まず海中公園の立体駐車場につきましては、令和5年度より無償で千葉県より対応を受けて運用しているところでございます。
従いまして運用当初から旧千葉県条例を踏襲した料金設定をしているところでございます。
そして、今回の都名市営駐車場、出水駐車場の料金設定につきましては、先ほども申し上げましたが、近隣自治体の状況や周辺の駐車場の料金を比較しながら、
もちろん海中公園立体駐車場も比較しながら、勝浦としての料金使用料という新たな設定ということで基準を設けたものでございます。
以上です。
戸部議員
おそらく県条例と、それから今度作る条例とのその違いなんだろうというふうに推測はしましたけれども、しかし2時間以内で200円も高い、それから3時間以内では300円も高いというこの設定は、やはり今度こういうふうになりましたと市民に周知したときに市民がどう思うかですよね。
私はどういう反応をするかわかりませんけれども、やはり先ほど答弁の中にもありました、この新しく有料化する駐車場の近隣の方々というのは、比較的理解が進んでいる、理解を得られています、という答弁がありました。
しかし、それ以外の市民の皆さんの声は特別には把握されていないということでありますので、この問題については私はもう少しじっくりと考えたいというふうに思います。
先に行きます。
さっき二輪の駐車場問題についていくつか質問をして答弁もいただきましたので、これ3回目になりますが、議長よろしいでしょうか。
では許可を得ましたので、それでこの二輪駐車場のスペースについては新たに確保するという先ほどそういう答弁でしたねですので、ところがこの新しい条例の内容については二輪車のことについては第5条で排除はするけれども、排除した後どうするのかということは書いてないわけです。
と同時に、先ほどの答弁にはスペースを設けるという答弁がありました。ところが、排除はするんだけれども自動的に5条を読めばそうなります。
で、スペースは確保する。そのこともどこにも書いてないと思います。それから二輪の駐車場の料金はどうするんだ。
これも全くどこにも触れられていません。ですので、私はこれはやっぱり説明がつかない、このままの条例では説明がつかないのではないかというふうに大変心配をしますし、もう一度練り直してもらった方がいいのではないかというふうに思います。
そこで質問します3つ目の質問です。
料金はどのように考えているのかということで、どこにも書いてありませんから、その理由ですね、料金の考え方と、それから今回それが資料にも議案にも載っていないその理由をお願いします。
岩瀬観光商工課長
はいお答えいたします。
本条例案は、有料駐車場のことに対して定める条例というふうに考えてございます。
先ほど申し上げました二輪の駐車につきましては、流量の枠外に設けるとしているところでございますので、この条例の及ぶ範囲外で二輪の駐車場のスペースを設けようとしているものでございます以上です。
また、料金につきましてはこの条例の中にある二輪ではうたっておりませんので、無料ということになります。
以上です。
戸部議員
さらに質問したかったんですが、3回目終わりましたからやむを得ません。
次に行きます。
先ほどいろいろな質問をする中で、市民の声はどうでしたかとか、使用目的はどうでしたかとかいくつかお聞きをしました。その答弁もいただきました。
私はそこに質問趣旨に書いてありますが、市営駐車場近隣地区市民の駐車場利用というのは少ないというふうに思われます。実際は歩いてあるいは自転車で用事や必要なことが済んでしまうわけです。しかし私も住んでいる松野は旧総野地区に該当します。
それから旧上野地区の市民にとって、車は欠かすことのできない、そういう生活と切り離せないそういうものであります。したがって、「在」という言い方していいんでしょうか。
在の方から街中まで出てくるそのときに車はどうしても必要なわけです。
じゃあ、デマンドタクシー使えば、あるいは一般タクシー使えば、という声もありますが、とてもじゃないですけれども、一般タクシーでは片道ウン千円します。ですからそれは使えません。デマンドタクシーは日曜日は走っておりません。そういう状況の中で、やっぱり車を使う、それが一番効率的であり経済的であるというふうに住民は考えているわけです。私も含めてです。
今度のこの条例案についてですが、そうした広く市民の声を聞くというアンケートなどはやっていないという先ほどの答弁でありました。
しかし、その結果、今度これが可決・決定ということになりますと、市内の住んでいる場所によって駐車料金が新たに発生する。それはやっぱり経済的に格差につながるのではないかと私は大変心配をするわけです。
こうした点についてこれまでにどんな検討がされたのでしょうか、検討がされたかどうか、また検討していたとしたらどういう内容だったのか教えてください。
岩瀬観光商工課長
はいお答えいたします。
そうした観点からの検討はしておりません以上です。
戸部議員
そうすると利便性という点から考えますとね、一つは私やっぱり他の議員も、同僚議員も午前中質問していましたが、渋滞緩和ということにはちょっとつながらないんじゃないか、というふうにも思いますし、新たな経済負担になるという観点からもちょっとこれはどうなのかなというふうに思います。
それから二輪車問題についてもこれから考えるということであります。何て言いますか、検討していないという返事でしたので、これ以上言いようはないんですが、やっぱり市民の立場に立った場合に、やっぱり私は当分の間、少なくとも無料にしていくべきだ。何て言うんですか、激変緩和という表現じゃないですね、当分の間に、やがては観光客と同じように有料にしますよという、そういう理解を得る期間というのを、やっぱりきちっと取るべきじゃないかというふうに思います。
とりわけ、旧総野地区や旧上野地区の市民にとっては非常に敏感な問題だというふうに思っていますので、そういう方向での検討をこれからぜひしていただきたい。
市長に強くお願いいたします。
ぜひ、町場あるいは海岸沿いの市民だけではなく、遠い上野地区とか総野地区に住んでいる住民のこともぜひお考えをいただいて、もう一度検討していただけないでしょうかという。
本日この場で答弁は求めません。求めませんが強く、そのことをお願いをして私の質問を終わります。