9月定例会 第3号 戸部薫議員 一般質問

9月の一般質問は以下をクリックするとYoutubeで視聴できます。

https://www.youtube.com/watch?v=nbHqqUdos3A&t=3s

以下文字起こしです。

戸部かおる議員

日本共産党の戸部かおるです。これより一般質問を行います。質問の柱は、高齢者福祉に関すること、及び介護保険事業等に絞って質問をいたします。
まず、本年3月に発行された勝浦市第10期高齢者福祉計画、第9期介護保険事業計画を見ますと、勝浦市の高齢者を取り巻く状況の第一は、人口が減少し高齢化率が増加すること、そして令和12年、2030年には高齢化率が50%になると推計をされています。
第2には、令和2年、2020年の調査では、高齢者を含む世帯は全世帯の57.3%、約6割となっております。
要支援要介護者数人数は令和7年、来年でありますが、を境に減少すると推計されるものの、認定率は右肩上がりの増加と推計されています。
つまり、高齢化率や要支援要介護認定率が増えるということはその予防とともに、要支援要介護制度利用者に対するサービスの一層の充実が求められているということではないでしょうか。
さらにご承知のように物価の高騰が長引く中、岸田首相も認めていますように、先進諸国では日本だけがこの30年間、家計を支える労働者の実質賃金が増えておりません。最近では連続26ヶ月以上、2年以上の前年度比のマイナスであります
一方、高齢者が受け取る年金も実質減り続けています。
そして、さらに後期高齢者医療保険の保険料は2年ごとの改定のたびに引き上げられ、一昨年の10月からは所得制限はあるものの、医療費の窓口負担は2割負担の2倍に増額です。
介護保険料も3年ごとの改定のたびに値上げをされ、現在では2000年の制度スタート時の2倍を超えています。
このような現在の状況は、健康な生活を送り、授かった寿命を全うしたいというごく当たり前の願いに逆行する社会状況であり、特に高齢者を厳しく取り巻いていると言えるのではないでしょうか。また、こうした社会状況は市民のみならず、自治体の様々な施策事業推進にも影響を与えているのではないかと危惧しております。昨日の市長の答弁の中にもそのようなことが数行見受けられました。
よって私は全ての市民が健康で安心して暮らせる勝浦市を目指す、そうした立場から、以下2つの柱、4点について市長にお伺いいたします。

まず、質問の第一の柱は、高齢者福祉事業のより一層の充実のために、高齢者福祉に関わって質問をいたします。
先ほど述べましたような、高齢者と自治体を取り巻く状況の中で、市が掲げている、共に支え合い、誰もが安心して笑顔で過ごせる町・勝浦を実現するにあたり、現時点での早急に解決しなければならない課題及び解決のための構想や手立てについて質問をいたします。
質問の第二の柱は、介護保険事業のより一層の充実のために、介護保険事業に関わって3点質問をいたします。
1点目は、ご承知のように団塊の世代が令和7年、来年には全員が75歳以上の後期高齢者となる一方で、働き手と言われる世代の人口が急減すると推計をされています。
このことは、今後の介護保険事業利用者のニーズに応えて、より良い介護保険事業を推進する上で避けて通れない問題です。そこで、こうした難題を解決するための市としての方策、手立てについて伺います。
次に第2点目ですが、計画書の50ページにある地域包括ケアシステムの進化推進について具体的にはどのようなことを構想されているのでしょうか、質問をいたします。
最後に3点目です。
同じく介護人材の確保に向けた取組が必要としています。私も全くそのとおりであると考えております。そこで、どのようにして必要な人材を確保しようとしているのでしょうか
質問をいたします。
以上、質問いたしまして、登壇しての質問といたします。
ご答弁よろしくお願いいたします。

照川由美子市長

ただいまの戸部議員の一般質問にお答えします。
はじめに、高齢者福祉事業のより一層の充実についてお答えします。
早急に解決すべき課題および解決のための構想や手立てについてでありますが、共に支え合い、誰もが安心して笑顔で過ごせる街、勝浦は、令和6年度から8年度までを計画期間とする高齢者福祉計画、介護保険事業計画の基本理念であります。その目指すところは、誰もが住みなれた地域で生き甲斐を感じ、支え合いながら健康を維持し、支援が必要なときに適切なサービスが受けられる街づくりであり、そのために必要な施策を進めているところです。
早急に解決すべき課題については、認知症や生活習慣病の予防対策をはじめ、多岐にわたるため、現状を俯瞰し、地道に課題解決に当たることが大切であると考えております。
これからも高齢者の気持ちに寄り添い、安心して暮らしていただけるよう取り組んでまいります。
次に、介護保険事業のより一層の充実についてお答えします。
まず段階の世代が後期高齢者となり、働き手・世代の人口が急減する問題を解決するための方策、手立てについてでありますが、働き手の現象は、介護サービスの利用や移動手段の確保、災害対策など、高齢者の生活に様々な面で負の影響をもたらす一方、今後も介護サービスの需要増加が見込まれることから、介護保険事業の安定的な提供のためにも、担い手となる人材確保は大きな課題であると考えます。
市では、介護人材の確保・育成のため、介護職員・初任者研修の受講者に対し費用助成を行っており、介護職に就かれた方が能力を高め、長く活躍できるよう支援しているところです。今後は、介護福祉士・実務者研修の受講費用助成など、新たな対策の必要性について、事業所の要望を聞き取り、対応を検討してまいります。あわせて、介護予防と重度化防止を図るため、自発的に心身の健康維持に取り組む市民活動をサポートし、生き生き元気体操やフレイル予防教室などの開催を通して、健康長寿を推進してまいります。
次に、地域包括ケアシステムの進化・推進に関する具体的な構想についてでありますが、介護サービス需要の増加や働き手の減少、地域や家族形態の多様化など年々社会環境が変化する中、高齢者が必要なサービスを受けられ、希望する場所で生活できるよう、個々の生活課題に寄り添い、包括的に支援を行う考えです。
介護支援能力の向上や業務効率化に取り組むとともに、サービス内容を定期的に点検し、適切な介護サービスを適時に受けられるようにすること、そして認知症の方や生活に困難を抱える高齢者を地域で支え合う意識を高めていくことで、地域包括ケアシステムの進化・推進を図ってまいります。
次に、介護人材の確保についてでありますが、昨年7月に実施した市内及び近隣市町の介護事務所へのアンケートによると、74.2%の事務所でスタッフが不足している、あるいはやや不足しているとの回答があり、介護職員の確保については、本市を含め多くの地域で共通の課題であると認識しています。
現状で人材確保の決め手を見つけるのは難しいと考えますが、介護人材の確保・育成のため、引き続き介護職の研修費用に助成を行うとともに、認知症サポーター養成講座や高齢者疑似体験教室などを開催し、高齢者の立場を理解し、行動できる人材を育成してまいります。
今後も、介護保険事業の安定的な提供のため、介護人材の確保に向けて対策を検討したいと考えております。
以上で、戸部議員の一般質問に対する答弁を終わります。

戸部議員

ご答弁ありがとうございました。
私はいくつかあるのですが、その中でも特に喫緊の問題となっているのは、市長もおっしゃられたとおり、人材確保についてではないかと思います。この人材確保について市長の答弁の内容はわかりましたけれども、私なりに考えた場合、最大の決め手というのはやはりその仕事の魅力ではないか、というふうに私は思います。新しい職に就くときには誰しもが考えること、私自身も振り返ってみてもそうでしたが、魅力ある仕事と同時に、できれば人のために役立つ仕事ということではないか、というふうに思っているわけです。そして、と同時に、それなりの暮らしができる賃金の保障であるというふうに私は考えています。そういう角度から見ますと、引き続き魅力の発信と同時に、賃金の保障改善に向けたご努力を重ねてお願いをしておきたいというふうに思います。
では続いて、市民からの要望等を交えまして、具体的にいくつかの点について質問をいたします。
まず、認知症や、それから介護予防、フレイル対策として高齢者の卵巨問題と対策にかかわって質問を具体的にさせていただきます。加齢とともに聴力が衰えるということは、ある意味やむを得ないことなんではないか、というふうに私は思っております。そうしたときに、実は先日補聴機を購入した方にお話をお聞きする機会がありました。そのときに補聴機が大変高額であることに、私は二度びっくりをいたしました。数十万円だったそうです。私は耳が聞こえなくなる、あるいは歩けなくなる、そういうことが元になってフレイルというのがどんどん進化し、やがては認知症等にも関係してくれるのかな、というふうに素人判断ですが、いろんな情報を見ていますと要するに、しっかり食べる、運動する周りの人としっかりと話し合う、そういうことが、このフレイル対策、認知症予防にもつながっているのではないかというふうに私は思っております。そういうことから、何十万もする補聴機を購入する際に、やっぱり市として独自に購入費補助事業というのが必要ではないかなというふうに私は思っております。そこで、加齢とともに聴力が衰えることについて、フレイル予防、認知症対策、介護予防の観点から、市はこういった問題についてどのように考えていらっしゃるのか質問をさせていただきます。答弁をお願いします。

篠宮寛敬高齢者支援課長

お答えします。
聴力の衰えは、程度の差はあっても、加齢とともに徐々に進み、買い物の際の会計時に金額が聞き取りづらい、車両の接近に気付きづらいなど、日常生活に不便や不安を感じさせる要因の一つと考えています。また、外出意欲の低下や会話が減ることでフレイル状態や認知症に陥る恐れもあり、聴力については介護予防の上でも注目する必要があると考えています。補聴器は、聴力を補完し、生活の質を高めるという上でも有効なものと考えておりますが、その機能や価格は様々で、高機能なものほど価格が上がる傾向にあると考えます。市販のものは耳穴型、耳かけ型、ポケット型、眼鏡型など3万円から6万円が主な価格帯と思われますが、医療機器として認定されたものは耳穴型かつオーダーメイドで作成しますと、片耳20万円以上となるものを見られ、選ばれるものによってそれなりの負担となると考えております。
以上です。

戸部議員

しっかりと認識していただいているということをわかり、ぜひその立場で今後の事業推進にご努力いただきたいというふうに思います。既に私も調べましたら補聴機購入補助事業を実施している自治体が全国にも、そしてこの千葉県にも多分6つでしたか、そういう自治体があります。そうした自治体の実施状況、つまり対象年齢ですとか対象条件ですとか。
いくつかあるのではないかというふうに思いますので、わかる範囲で結構ですので、ぜひ教えていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。

篠宮高齢者支援課長

お答えします。
千葉県内の助成状況についてでございますが、全て把握しているわけではございませんが、市川市や南房総市など7市町で制度を設けておりまして、助成の条件は65歳以上で市民税非課税世帯金額は2万円から3万5千円を上限に医療用機器として認められたものの、購入を助成対象としているものが大半でございます
以上です。

戸部議員

ありがとうございました。数十万円に対して数万円というのは少ないかもしれませんが、高齢者にとっては大変ありがたい内容だとそういう支援だというふうに私は思います。
そこで、加齢に伴う様々な困難を予防する対策の一つとして先ほども申し上げましたが、補聴期購入の際の購入費補助事業をし、独自にもやはり考えていく必要があるのではないかというふうに思いますが、検討されているとか、あるいは今後こうするとかそういうお考えがありましたら、ぜひお願いをしたいと思います。

篠宮高齢者支援課長

はいお答えします。
補聴期の寿命は5年程度とされまして、中には10年くらい使用される方もおられると聞いておりますが、助成制度の導入につきましてはそのニーズや他種の助成事例なども参考に研究してまいりたいと考えます。
以上です。

戸部議員

はい、まずは最初は研究だというふうに思いますので、研究していただいて、なるべく早く具体化されますよう市長よろしくお願いいたします。
では次に行きます。
次は先ほどの計画書の中に71ページだったと思いますが、新たなサービス種目についてという事柄が載っております。
そのことについて質問をいたします。半日デイなどの新たなサービス種目の検討を行いますというふうに明記をされています。新たなサービスの種目の検討ということは私なりに解釈いたしますと、新たなサービスを開発しようとしているというふうに私は理解をいたしました。こうしたご努力には本当に感謝申し上げると同時に、ぜひぜひ成功に導いていただきたい。そういうふうにも思っております。
そこで検討されている新たなサービスの目的あるいは現在答弁いただけるのでしたら、その内容について具体的に御説明をお願いしたいと思います

篠宮高齢者支援課長

はいお答えします。
まず半日買い物デイサービスの内容につきましては、リハビリの一環でスーパーや商店などでの買い物を支援するもので、自宅と事業所店舗間は車による送迎を行うものです。
対象は要支援1と2に該当する方で重度化し養介護状態へ移行するのを食い止める。介護予防と日常生活の中で適切な支援を行うことでできる限り自立した生活を続けていただくことが目的でございます以上です。

戸部議員

はいぜひそうした新たなサービスを開発している。
その内容の現段階での具体的な進捗状況差し支えありませんでしたらぜひ御答弁いただきたいと思います。

篠宮高齢者支援課長

はいお答えします。現在の進捗状況でございますが、サービス内容や提供体制づくりなどにつきまして介護事業所との情報交換を行っている段階でございまして、いつから開始するという見込みをお示しできる状況にはございません。
要支援の判定を受けられてもできることは自ら行うことで
体の機能維持や心に張り合いを生むと考えますし、重度化の先延ばし効果も期待されることから早期の開始を目指しております。今後も介護事業所と情報交換を行いつつ、サービス開始に向けて進めてまいりたいと考えております。
以上です。

戸部議員

はいわかりました。引き続き御努力をお願いいたします。
おそらくこれは待ち焦がれているのではないかというふうに思います。
さて、次の質問に行きます。
高齢者入湯券補助事業について質問をいたします。高齢者入湯券補助事業は、市民から、特にお年寄りから大変喜ばれています。ありがたいという声を何度も私は聞いております。
つまりそれは入浴して気分爽快になる、知り合いと話ができる。そうしたことがまた次回が楽しみになるなど、私はフレイル予防対策の有効な方法の一つだというふうに考えております。そこで利用できる施設、多分4カ所だったというふうに私は思いますがその施設をお尋ねすると同時に、できれば対象年齢70歳以上券の配付は10枚でしたか、正確に教えていただければ、というふうに思います。

篠宮高齢者支援課長

はいお答えします。
ご利用可能な入浴施設でございますが、三日月シーパークホテル勝浦内のアクアパレス、勝浦つるんつるん温泉、松野湯、勝浦海中公園滞在型観光施設エデン内スパ施設の4カ所でございます。
対象につきましては議員おおせのとおりでございます。
以上です。

戸部議員

ありがとうございました。
それで、実は市民から要望が出されています。
1つはこの入湯券を使える施設が少ないという問題です。
ぜひ増やしていただきたいというふうに思うわけですが、お風呂に入るわけですから、勝浦市内の中だけで探すということはかなりの限界に近いものがあるんじゃないかな、というふうに思うわけです。そこで私は近隣の自治体にもやはりこの利用できる施設を広げる必要があるのではないかというふうに思います。と同時に、もう1つの要望は、水着なしで入れるのが一番ありがたいというふうにおっしゃる方もいます。
そうしたことも含めまして、照川市長にぜひお願いをしたいんですが、なんとかこの近隣の自治体も含めて施設を増設していただく、ということでご努力をお願いできませんでしょうか。事前に質問してありませんので、答弁は求めませんが、よろしくお願いをいたします。
次の質問に参ります。
答弁でも登壇して述べましたとおり、諸物価の高騰というのはさまざまな影響を及ぼしています。すでに勝浦市は漁業者への燃油高騰対策支援事業などなど、すでに実施してきたところであります。そこで、介護施設や事業所に対する例えば水光熱費や食材費、あるいは燃料費等の物価高騰対策支援というのが必要ではないかと私は考えております。
まず、最初に質問したいのは、そうしたことに対するこの間の国や県からの補助や支援というのは、どのようなことが実施されたのかわかる範囲で結構ですから教えいただきたいと思います。
よろしくお願いします。

篠宮高齢者支援課長

はいお答えします。
昨今の資源価格や物価の上昇により高温熱費や食材価格が上昇している中で、燃料費や電気代はもとより、調理に使う油脂や調味料まで値上がりし影響があったと伺っております。
こうした中、千葉県はエネルギーや食料品価格高騰の影響を受ける高齢者施設支援のため
令和4年度と5年度に県内の入所施設、通所系の事業所及び訪問系事業所に支援金を給付しておりまして、市内の事業所も受給されております。その支援内容につきましては、令和4年度は入所施設を対象に定員数×25,000円を、5年度は入所施設は定員数×25,000円を、通所系の事業所は区分におりますが1事業所あたり30万円または10万円を、訪問系事業所につきましては1事業所あたり2万円の支援制度を実施しております。
また、市内の高齢者施設の中には、国の補助制度を活用し、空調設備の更新と照明のLED化工事を行いまして、電気料金を高騰前と比べ3割低減できたという施設や、電力会社を新電力に変更することで電気料金を月に約20万円削減された施設もございます。
これらは間接的ではございますが、高熱費の削減においてつながっているものと考えております以上です。

戸部議員

詳しく説明いただきありがとうございました。
そういう状況ですので、さらにきめ細かに支援策を充実させていくという立場から、市としての独自の高騰対策支援というのが実施されてしかるべきだと私は思います。
現在どのような検討がされているのでしょうか質問いたします。

篠宮高齢者支援課長

はいお答えします。
今後につきましては、支援金制度は良いが、電気自動車や太陽光パネル設置への補助といった、形に残るものへの補助の方がありがたいという事業所もございますので、国や千葉県などの補助制度の利活用も視野に物価、高騰対策を介護事業所とともに考えてまいりたいと考えます。
以上です。

戸部議員

はい、お互いに情報交換をして、さらにきめ細かな支援ができますように引き続くご努力をお願いしたいというふうに思います。
次の質問に参ります。
次はこれも市民から寄せられた具体的な事例なんですが、高齢者タクシー券利用助成事業についてであります。
この高齢者タクシー券利用助成事業についてありがたいという市民から大変喜ばれております。
引き続く事業の継続をお願いします。そこで継続にあたりいくつか質問をしたいというふうに思います。
75歳以上の運転免許自主返納者へのタクシー券を400円券から200円券2枚にしてほしいとの要望がありました。
具体的な、どうしてそう思ったかということについてなんですが、運転免許自主返納者はデマンドタクシーを200円で利用できるという特典があると聞いております。したがいまして200円で利用できるのに200円券がない。だから400円券を渡す。その場合お釣りはない。そのときにこの利用者はどう考えたかと言いますと、貴重な税金による400円券。本来200円券であれば200円の税金の無駄遣いがなくなるのではないか、そういうふうに思ったそうです。しかし、200円券ありませんから400円券を渡したということなわけであります。
やはり市民はこういう補助事業を受けますと、貴重な税金で私どもがこうやって利用できるんだというふうにありがたく思うと同時に1円たりとも無駄遣いしたくない、そういう何て言いますか、すごい気遣い、あるいは知恵とでも言ったらいいのでしょうか。こういうふうに私は受け止めました。そこでこうした券ですね、400円券。今後検討していただきたいというふうに思いますが
現時点ではどのようにお考えでしょうかお伺いします。
答弁を問います

篠宮高齢者支援課長

はいお答えします。
高齢者タクシー利用料助成事業は、高齢者の外出を支援し、閉じこもりを防止することと、家族介護者の負担軽減を図ることを目的に実施しております。令和3年度は1枚800円の利用券を年間12枚交付しておりましたが、令和4年度よりデマンドタクシー利用時の利便性を高めるため1枚400円とし、年間24枚を交付しております。タクシー券の助成額を1枚200円とし、仮に48枚交付した場合には、利用者にとり、無駄なく支払いいただけるという面においてはメリットが増すと考えますが、タクシー事業者が行う毎月の費用請求の際に利用券の枚数が大幅に増加するため、業務の負担増大が見込まれますことから、タクシー事業者との十分な協議が必要でございます。
これらの欠陥も踏まえまして決めていきたいと考えております。
以上です。

戸部議員

先ほども申し上げましたが、大切な税金を無駄なく使いたい、感謝をしたいというそういう気持ちがこの高齢者の方には心の奥深くから出ているわけでありますので、ぜひ利用しやすい方向での検討をお願いをしておきたいというふうに思います。
もう一つ、そのときにタクシー券は折らないで、というふうにきつく言われたそうです。別の言葉で言えば、叱られたと小さな声で言ってました。ですから、この議場ではきつく言われた、という表現にさせていただきます。折らなくても良い大きさに改良すればこの問題は解決するのかな、というふうに、私などは単純にそのように思ってしまいますが、大きさについてはそれなりに教えてもらっているつもりでいるんですが、こうしたことに対する、つまり折らないでというような状況が起こらないようにするためにぜひ今後の検討を期待したいと思いますので、現段階での、もし検討されている状況等がありましたら質問をいたしますので、教えてください。

篠宮高齢者支援課長

はいお答えします。タクシー券の大きさを、携帯に便利なよう小さくできないかとのご質問でございますが、現在A4の用紙を6等分したサイズで発行しておりますが、一部の利用者からは券が小さいとのご意見もいただいているところでございます。券面には、不正利用防止のため通しの交付番号、住所氏名などを記載しておりまして確認しやすいよう文字の見やすさや紛失防止などの点にも配慮が必要と考えております。
来年度のタクシー券の発行につきまして、こうしたタクシー券の大きさについて含めましてご指摘いただきました点も考慮し、助成事業が有効かつ円滑に行えるよう関係者との検討調整を図ってまいりたいと考えます以上です。

戸部議員

詳しいご説明ありがとうございました。
ぜひこの方のご要望に沿えるように検討が進むことを祈っております。ご努力よろしくお願いいたします。
さらに市長に要望しておきたいことなんですが、現在デマンドタクシーは日曜日運行がありませんですよね。そのためにキュステでは日曜日にぜひ参加したい、見に行きたい、聞きに行きたいというそういうイベントが日曜日に開催されることが多いわけです。ですので、それともう一つ最近朝市が賑やかになったと聞いているけど、どういうことなのか実際目で確かめたいという声もありました。そのためにはこの方、運転免許証を持っていらっしゃいませんので、そういう方に賑やかな見て楽しめる聞いて楽しめる、そういうところに参加してもらうということが先ほどから申し上げてますような、認知症対策とかフレイル予防とかそういったことにつながってくるのではないか、そうした観点からぜひこのデマンドタクシーの日曜日運行についてもご検討をお願いしたいということを最後に、この質問についてはそのように市長にお願いをして、次の質問に参りたいと思います。よろしくお願いします。

次の質問ですが、皆さんご承知のように自転車に乗る場合にはヘルメットをかぶるということが努力義務になりました。
それでそれとの関連なんですが、転倒などによって事故を起こした場合に、たまたまだと思うんですがこのヘルメットを着用していなかった、そのために、怪我というものがかなり大きくなってしまったというようなことを想定しますと、そのことによって事故のために高齢者が寝たきりになってしまったなどのことを防ぐことがやはり常日頃から求められているのではないかと思いますし、そのようにしたいというふうに私自身も思います。ですから事故によるけがはなんとしても防ぐ必要がある。なので、事故防止の呼びかけ、啓発活動と同時に自転車用ヘルメットを購入する際の自転車用ヘルメット購入費補助というようなものが必要なのではないか。
本来ならば自転車に乗る人全てについてでありますが、いきなりそれはなかなか難しかろうと思います。そこで私常日頃見ておりますのは、夏場の水田の水の見回りなどをはじめとした農作業などの様々な用事や、あるいはウォーキング代わりなどで毎日自転車を利用するお年寄りを、この間ずっと見ております。その方、ヘルメットをかぶっておりません。
そうしたお年寄り優先の、お年寄りに特化した自転車用ヘルメット購入費補助事業が必要だと、それが事故を防ぐし、寝たきりにならないようにするためにも必要だと思いますが、こうしたことについて県の動きですとか、あるいは勝浦市で検討されているのなら、その検討状況等について、また今後の啓発事業等についても質問したいと思います。
よろしくお願いします。

佐藤議長

先ほど都命議員の高齢者タクシー利用助成事業の質問に対し、篠宮高齢者支援課長より発言の申し入れがありましたので、これを許します。

篠宮高齢者支援課長

お答えします。
先ほどの高齢者タクシー利用料助成事業に関するご質問に追加説明をさせていただきます。75歳以上の方で、免許証を自主返納された方はデマンドタクシーの運賃が200円でご利用いただけますが、高齢者タクシー券は1枚400円でお釣りが出ないため200円の無駄な支払いが生じるのではないかとのご質疑がございましたが、タクシー券ご利用時に運転経歴証明書を提示し、200円でご利用いただいた方につきましては、タクシー事業者より市に請求をする際も200円のみ請求いただいておりまして無駄に支払いがなされることはございません。なお、75歳以上の自主返納をされた方がデマンドタクシーをご利用の際は現金でをお支払いいただきまして、他のタクシー事業者をご利用の際にタクシー券をご利用いただくことを想定しているものでございます。
以上です。

佐藤議長

先ほど午前中の質問の答弁を求めます。

鈴木和幸消防防災課長

はいお答えいたします。
改正道路交通法の施行によりまして、令和5年4月1日からは年齢を問わず自転車に乗る全ての者がヘルメットの着用が努力義務となりました。これを受け市は勝浦警察署、勝浦交通安全協会とともに全国交通安全運動機関等において、街頭などに出向き、リーフレット等を活用しヘルメットの着用を広く呼びかけております。また、令和5年度においては高齢者を対象に勝浦警察署と勝浦交通安全協会が合同で開催しました、防犯と交通安全の講和会の中で、ヘルメット着用について、その重要性、必要性を呼びかけております。
このような中、ヘルメット着用の努力義務化を契機として、千葉県はヘルメット着用率の向上を加速化させるため、ヘルメット購入補助を行う市町村と協調して自転車乗車用ヘルメット着用促進事業補助金制度を本年度より開始しました。
今後、市としましては、当該県補助金制度の活用によるヘルメット購入補助について検討してまいりたいと考えます
以上です。

戸部議員

先ほどのタクシー券の追加のご説明ありがとうございました。理解できました。

それからただいまの努力義務となっております自転車用ヘルメットにつきましても、今後検討の動きを注視しながら検討を進めてまいるというご答弁了解いたしました。

これで私の質問は全部終わるわけですが、最後に市長、それからお二人の副市長にぜひお願いがあります。
答弁全体をお聞きして私が思いましたのは、誰もが健康で安心して暮らせるために、市の皆さんが様々なご努力をされていらっしゃるということが今日改めてわかりました。ありがたく思います。同時に、人材確保にかかわって先ほど申し上げましたとおり、こうした職員の皆さんの労苦を保障する国や県の具体的な支援補助がまだまだ少ない小さいということを感じております。

したがいまして、予防対策を万全に進めつつも、万が一認知症になってしまっても、また介護が必要になってしまっても、お一人お一人の尊厳を尊重して守りつつ、必要な事業を継続するためにはぜひ先ほど申しましたように、市長、それからお二人の副市長には、国や県への働きかけを一層強めていただくことが大事と考えました。
そのことを最後にお願いをいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。

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