2023年12月定例会の一般質問(文字起しあり)

議員別のYoutubeがアップされていたのですが、文字起こしをしてからと思ってここに投稿するのを忘れてました。

Youtubeで動画を視聴

以下文字起こしです。

戸部薫議員

皆さんおはようございます。日本共産党の戸部薫です。
私は市民にとって1番大事な命を守る政策、すなわち自然災害から市民の命を守る防災体制の充実に向けて質問をいたします。ご承知のようにこのところ地震や津波が頻発しています。今月3日にはフィリピン付近で起きた大規模な地震による津波が日本にも到達をしています。幸い伊豆諸島の八丈島で最大40cmの津波が観測されましたけれども大規模な被害は報道されていません。一方日本付近での大規模地震と津波の起きる可能性は30年間で70%以上と発表されてから久しくなります。また「勝浦市地域防災画」によりますと、「江戸時代から現代まで影響を及ぼした主な地震は」「概ね60年に1度発生している状況にある」「今後、本市に大きな影響を及ぼす恐れのある地震として、南海トラフ沿いの東海地震、相模トラフ沿い及び房総半島沖を震源域とするマグニチュード8級の大規模地震に加え、東海・東南海地域を震源とするマグニチュード8クラスの南海トラフ地震、さらに南関東地域におけるマグニチュード7クラスの直下型地震の発生が懸念されている」と記述されています。
つまり大規模地震それによる大きな津波がいつ起こっても不思議ではない状況下に現在があるのだと私は思います。さらに、 想定できないような大雨、台風なども近年増えていま。すそのたびに実際には勝浦市松野地区内を流れる夷隅川は川岸を削りながら流れる濁流となっています。この10年間に4回、我家の目の前の水田に夷隅川と新戸川の濁流が流れ込み、我家も含めた周囲の住宅は陸の孤島となってしまったことを体験をしております。稲刈りが終わった後の出来事でしたので大きな被害もなく本当に幸いでした。市の職員消防団の方々が私たち住民の安全確保のために雨降る中でも懸命に動いてくださったことは本当にありがたいことでした。感謝しかありません。私はこうした自分の体験も踏まえて以下具体的に質問をいたします。

第1点は津波に対する本市の防災体制の現状及び今後の課題について伺います

第2は河川の氾濫防止対策や土砂崩れ防止対策の現状及び今後の課題について伺います。なお土砂崩れ防止対策は昨日も質問が
ありましたが、私の場合は道路への土砂流入防止対策を中心に伺います。

第3は災害防止のために懸命に働いてくださっている、頑張ってくださっている消防団組織の現状についてお伺いをいたします。

以上3点質問いたします。以上もちまして登壇しての質問とさせていただきますよろしくお願いいたします。

照川由美子市長

ただいまの戸部議員の一般質問にお答えします。市の防災体制の現状及び課題についてお答えします。
まず地震や津波に対する市の防災体制の現状及び課題についてでありますが、市では地震ついては首都直下地震を、地震及びそれに伴う津波については本市に最大クラスの津波をもたらすと想定される相模トラフ沿い地震等に対する備えを、地域防災計画に基づいて対策を進めております。地域防災計画では減災を重視した防災対策自助・共助・公助が一体となった地域防災力の向上、要配慮者及び
男女共同参画の視点など、基本的な考え方としています。この基本的な考え方に基づき、ハード面では避難所の整備、防災行政無線のデジタル化改修等ソフト面では総合防災ブックの作成・配布・自主防災組織への支援避難所物資等の充実、津波避難訓練の実施各種災害協定の締結等を主として防災体制の整備強化を図っています。一方で避難路や避難路等の再整備、避難行動要支援者の避難に関する取り組みや、避難所生活が長期間に渡る際の避難者の心身のケア等が課題と感じています。今後もより一層の防災体制の強化、充実を図ると同時に、課題解決に向け取り組んでまいります。次に河川判断防止対策や土砂崩れ、防止対策の現状及び課題についてでありますが河川の判断や土砂崩れはライフラインの寸断はもちろんですが、人命を奪うことにもなりかねないため、まずは危険を感じたら避難をしていただきたいと考えます。河川及び市道の土砂崩れについは定期的なものと大雨時にパトロールを実施し状況確認を行っています。なお市道については平成9年度に作成しました勝浦市道路防災総点権において安定度評価ランクで防災カルテにより監視強化の判定のあったもので、状況変化が生じた場合や道路パトロール等により危険と判断した箇所について対策工事を実施しています。本市では多くの河川と地形上、崖に面した市道も多く、今後も計画的に対策工事を実施し市民の皆様の安全に努めてまいります。

次に消防団の組織の状況についてでありますが、消防団の組織は勝浦市消防団条例第6条の規定により消防団の団員定数は423人、また同条例施行規則第6条の規定により、市内一円を管轄する本部30人、勝浦地区を所管する第1分団60人、第2分台60人、地区を所管する第3分団75人、上野地区を所管する第4分弾79人、須野地区を所管する第5分団50人第6分団69人、合計423人による組織構成であります。条例定数423人に対し、令和5年度現在の員数は374人で49人の欠員が生じています。欠員は本部及び全ての分団において生じています。年々大定数の確保が困難になる中、令和4年度からは通常団員以外に火災や災害時に限り活動を行う機能別消防団員制度を創設し、団員数の重則に取り組んでいます。今後も市としては消防団等と協力しながら地域防災力の要である団員の確保に向け引き続き取り組んでまいります。以上で戸部議員の一般質問に対する答弁を終わります。

戸部議員

詳しいご答弁ありがとうございました。再質問をさせていただきたいと思いますが、市民の命を守るためには市としての施策の充実とともに、常日頃から市民1人1人が、万が一という場合にはどう行動するか、を繰り返しシミュレーションしておくっていうことが欠かせない務めではないかと私自身はそのように思っております。そしてそのために役立つものが、ハザードマップ、防災マップといいましょうか、それがきちっと用意されていることであり、活用されていることだというふうに私は思うわけです。実は、11年半前に勝浦市に移住してきたときにいただいたものを今日は持ってまいりました。これがそうなんです。それで時々これを見ては夷隅川が氾濫するたびにはこれを見て、こういうふうにちゃんと市は分析をしていて、常日頃から住民の皆さんへの、万が一に備えた対策っていうのを喚起しているんだなということを思ってきたわけです。で、つい最近になりましては、この新しいものがまた発行された、前のものもそうですけれども今回のものも大変詳しくできているということと同時に、今回のは情報量が多くて、ちょっと年寄りには見づらいなっていう感もありましたけれども、でも大切な情報だということで、これも時々眺めながら、眺めって言っちゃう失礼ですね、見させていただいて自分の万が一の場合に備えてのシミュレーションを可能な範囲でやっているということであります。そこでですね質問なんですが、あの、確かにハザードマップ移住してきたときにいただきました。そして、最近はこういう新しいものができました。これは、去年度ですか、作りまして今年度配布したちょっと私、記憶違いなんですが、はい。そういうことで市民の皆さんに、これを大いに活用していただきたいということと同時に、実はですね、いただいたこれ何度も見ている時、実は破けそうなっちゃってるんです。それでも今日は大事だからということで持ってまいりました。ですので、このハザードマップの配布時期、あるいは配布時期ですね。何年に1回とか、そういう時期と配布対象は、市役所に来た人だけではなく、ある程度広げてこれ見てくださいというような、対応が必要なんではないかなというふうに思いますので、その辺の、この配布について、お尋ねをしたいと思います。

鈴木和幸消防防災課長

はい、お答えいたします。現行のハザードマップでございますけど、こちら勝浦市総合防災ブックの中に取り組みまして、令和3年度に作成し、令和4年7月に市内各世帯および関係機関等に配布してございます。また配布希望者、こちらは主に転入者の方たちなどでありますが、この方たちには消防防災課窓口において随時配布しております。以上でございます。

戸部議員

はい、わかりましたそれで、先ほども申し上げましたけれども、数年使ってよく見れば見るほど、あの破けたり破損したりするということで、ある程度年数を、例えば5年に一度とかっていうふうに年数を決めて、配布するっていうような計画も必要ではないかなというふうに思うんですが、今後のその配布の見通しについてですね、教えていただければと思います。質問です。

鈴木消防防災課長

はい、お答えいたします今後ハザードマップの基礎となる各種災害警戒区域の見直し等が予定されておりまして、これを受け総合防災ブックを改定する考えであります。現時点で改訂配布の時期でございますが、令和8年度以降を見込んでいます。また総合防災ブックは各世帯に1冊配布してございますが、2冊目もご要望する世帯もあると存じます。総合防災ブックは市ホームページにも掲載しておりますが、防災意識の維持向上のためにも、再度総合防災ブックを随時配布している旨を広報して行きたいと存じます。以上です。

戸部議員

はい。市として大変努力されているということはよくわかりました。やっぱり一番大事なのは、それに応えて市民が、きちっとそこに、こうしたものに目を通して、万が一に備えて対応するといういう体制を市民の側でも作るということだろうというふうに思います。

さらに質問を進めます。これを見て大体はわかったんですが、例えば部原荘のこととか、あれ、今使われてないんじゃないかなっていうふうな思う点もありましたので、起って欲しくないことではありますけれども、万が一の場合に備えた避難所の確保、それから整備状況についてお伺いをいたします。答弁を求めます。

鈴木消防防災課長

避難所については地域防災計画に基づきまして市内各地に確保整備しています。避難所のうち、指定一般避難所の整備状況でありますが、19ヶ所でございます。収容人数は全体で9020人であります。次に、指定福祉一般避難所の整備状況でありますが、市内に5ヶ所であります。収容人数は全体で120人であります。こちらは避難所は指定一般避難所での避難生活が困難であり、特段の配慮が必要な方を対象としています。5ヶ所のうち、部原荘においては、現在、建て替えを行っているため現行で利用可能な指定福祉避難所は4ヶ所、収容人数は30人減の90人となります。次に津波避難ビルの確保状況でありますが、10ヶ所であります。収容可能人数は6880人であります。以上です。

戸部議員

はい。続いてなんですが、そういうふうに避難所あるいは避難場所を確保されているという。ことでありますけれども、万が一の場合にはその避難所を勝浦市民は使うわけです。そうしたときに、そこで使用する備品や消耗品ですね、これの準備状況というのはどういうふうになっているんでしょうか?例えば、長期化する場合もあります。本来だったら二、三日で避難所生活は終わるはずだったのに長期化するというようなこともありますので、とりあえず現時点での準備状況を確保状況等について質問をいたします。

鈴木消防防災課長

はい、お答えいたします。地域防災計画により、市の食料および飲料水の備蓄目標は、避難者が3日間、帰宅困難者が1日生活できる分の50%とし、今年度の購入をもって備蓄目標を達成します。食料は1人1日あたり2食、飲料水は応急手当の利用も見込み、1人1日あたり2L、これを避難者3日分、帰宅困難者1日分さらにそれぞれの最大想定最大人数で算出しますと、本市が必要とする備蓄量は食料で約5万食、飲料水で約5万リットルでございます。地域防災計画においては、この必要備蓄量のうち、市の備蓄割合は50%とし、残りの50%のうち、住民持参が30%、県や災害協定先などが20%としております。したがいまして食料5万食、飲料水5万リットルのそれぞれの50%、食料2万5000食、飲料水2万5000Lの備蓄目標を市は本年度達成します。また食料、飲料品以外の避難生活物資等についても、順次備蓄しております。オムツ、生理用品などの衛生用品は優先的に確保しております。備品については発電機や蓄電池などの非常用電源、これに接続する暖房器具も確保してございます。今後も食料飲料については、消費期限到来による定期的な入れ替えを引き続き行うとともに、食料、飲料品以外の生活避難生活物資や備蓄品等についても引き続き充実を図ってまいりたいと存じます。以上です。

戸部議員

今年度で当初の目標は達成するというお話がありました。先ほど申し上げましたが、3日間の予定。3日間を想定しているということですので、今後の課題として、この3日間をさらに増やすというようなことも必要になってくるんではないかというふうに思いますので、その点はご検討をしていただくようお願いをしておきます。

さらに質問いたします。
やっぱりテレビなどで報道される避難所の様子を見てみますと、欧米などと比べて日本の場合は、あの何て言うんですかね、プライバシーの保護っていうのが、なかなか難しいっていうか、きちっとされていないっていうふうに、私などはテレビの映像を見るとそういうふうに感じます。そこで、その改善のために引き続き努力をしていただきたいんですが、現在段階でその万が一の避難所でのプライバシーの保護についての対策はどのようになっておりますでしょうか?質問いたします。

鈴木消防防災課長

はい、お答えいたします。避難所におけるプライバシーの配慮につきましては、避難所内を要配慮者に配慮したゾーニングを行いまして、必要に応じて延長するパーテーションを140基、備蓄しております。また、男女の更衣室や授乳室として使用できる間仕切りテントを各指定一般避難所に二張り確保してございます。以上です。

戸部議員

はい。その他私のところに寄せられたようなプライバシー保護に関する要望等につきましては、また引き続きご相談をさせていただきたいというふうに思っています。質問を続けます。1人で生活している人が高齢者の中で増えていると、あるいは家族と生活をしていても、日中は1人になってしまう高齢者など、ある意味では配慮が必要な方、そういう方に対する避難の手立てというのは特別に必要ではないかというふうに思いますので、そういう要配慮者と言っていいんでしょうか、の避難に対する手立てのを確立状況特に、今申し上げましたような1人暮らし、あるいは障害がある方等について、ぜひどんな手立てをしているのか質問をいたします。

鈴木消防防災課長

はい、お答えいたします。市では広報紙等によりまして災害発生時等に自力で避難することが困難な高齢者の方たちなどを対象に、災害に関する情報の伝達や避難等の手助けを行うことを目的としまして避難行動要支援者名簿への登録を広く呼びかけております。
避難行動要支援者に対する支援は、日頃から地域でこの情報を適切に共有し、災害発生時等には、地域の避難支援関係者等による助け合い、すなわち公助により支えられています。こうした中、災害対策基本法の改正によりまして、避難行動要支援者ごとに個別避難計画を作成することが市町村の努力義務となりました。このため、市は地域避難支援関係者等と連携しながら、個別避難計画の作成に向け準備を進めていく考えであります。以上です。

戸部議員

はい。ありがとうございましたよくわかりました。1人でも多くの方が積極的にこの自分の状況を登録する。そういうことが今必要だなというふうに思いますので、1軒1軒訪ねて登録に協力してもらうという方法だろうと思いますので、大変な仕事とは思いますが、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。
続いて、こういうその万が一というようなことが起こらないように、起こらないようにというふうに私自身は常々祈っているわけですが、万が一起こっちゃった場合のときに、これはもう急を要するというようなときに活躍するのは、AEDではないかなというふうに思います。そこで質問です。公共施設や避難予定施設、における、AEDの設置状況について質問をいたします。

鈴木消防防災課長

はい、お答えいたします。現在、市役所庁舎を初め、こども園、保育所、小中学校、集会所など26の公共施設にAEDを設置してございます。また、避難所については一部において未設置の避難所がございます。このため、今後、未設置箇所の解消に向け取り組んでまいりたいと考えます。以上です。

戸部議員

はい。一部未設置があるということですので、ぜひご努力をお願いをいたします。さらに、研修会についてですが、AEDを適切に使える。そういう研修を事前にきちっとやっておく必要があるだろうというふうに思います。確かに説明書付きではあるんですけれども、なかなかさっと出してさっと対応できるというふうになるためには、何回かの実際の訓練が必要だろうというふうに思いますそこで質問といいますのは、そういう研修会をぜひやっていただきたいということを、思っているわけですけれども、この間の人命救助、AEDの操作方法、研修会を含む救命講習会の開催状況は、どのようなことだったのですかということを質問をいたします。

鈴木消防防災課長

はい、お答えいたします。ここ数年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため市職員を対象とした講習会を実施しておりません。避難所に職員を配置する上でも、コロナ禍以前のように市職員についてAED良い操作等救命講習会を定期的に実施してまいりたいと存じます。
また市民に対する講習会ですけど、こちらについても、コロナは以前は防災訓練等においてですね救命講習会を開催しておりましたが、ここ数年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため市民向けの救命講習会をの実施を控えてきたところであります。今後は消防署勝浦市防災士会、勝浦市赤十字奉仕団など関係機関と連携し、コロナは以前のようなですね救命講習会を開催してまいりたいと存じます。以上です。

戸部議員

一般市民も参加して研修会ができるというお話もありました。ありがとうございます。ぜひ、起こって欲しくないことですがそういった場合にきちんとし、市民も職員も対応できる。そのためにはやはり常日頃からの研修会というのが大事だというふうに考えますので、コロナが収まりつつあるということですから、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。もう一つ質問をさせていただきます。ちょっと角度が変わりますが、総務文教常任委員会の行政視察として、静岡県伊豆市土肥町に行って参りました。大変勉強になりました。伊豆市土肥町は、本市と同じように、駿河湾という海と、
山に囲まれた町でありました。海水浴客のを集客など観光産業に力を入れている街でもありました。説明してくださった市の職員、あるいは地元出身の議員さんからは、津波から命を守ることは当然のことであり、市民の命を守ることは当然のことであり、私達はせっかく来てくださった観光客の命も守ることを、見逃してはならない。そういう責務だと、そこで何を考えたかといいますと、既に防災タワーをいくつか設置をされているわけですけれども、新たにその市民だけではなく観光客の命も守るという観点から、新たな防災タワー施設を複合施設ですね、を作ることを決意して、現在建設中ですということで、そういう説明を受けた後、現地の建設中の施設を視察をして参りました。私はその話に凄い感銘を受けました。実は、市民の命を守るということは常々思っておりましたしそのような言葉を出していたわけですが、せっかくこの勝浦に来てくださった観光客、その方たちの小さなお子さんからお年寄りまでの観光客の命も守るという、そういう取り組みが私には、考えですか、欠落していたなというふうに改めて反省をしたところです。
そこで、市民と観光客を津波から守るためにも、タワーというよりはそういう施設になるかもしれませんが、大至急研究検討する必要があるんではないかというふうに思いますこれは、完成した暁には、観光客の皆さんの命も守るために作りましたということで、PRを大々的にやるということも重要だというふうに思います。ぜひ検討していただきたいというふうに思うわけですが、現在の段階でそのことについて、何らかの、あの検討研究等がありましたら、教えていただきたいと思います。以上質問です。

鈴木消防防災課長

はい、お答えいたします。津波避難においては、津波避難ビル、津波避難場所への避難を促しております。一方で逃げ遅れた形などへの対応として津波避難タワー等につきましても研究をしてまいりたいと存じます。以上です。

戸部議員

今からでも遅くないと思いますので、ぜひ研究検討していただきたいということを強くお願いをしておきたいというふうに思います。

続いて、津波対策から離れまして河川の氾濫防止対策あるいは土砂崩れ防止対策についてお伺いをいたします。先ほど市長から答弁をいただきました。それに続けましての祭質問に良いなります。特に先ほども申し上げましたが、松野市内を流れている2級河川夷隅川についてでありますけれども、本当に洪水を繰り返してしていたわけです。私の住んでおります。松野地区の川向地区市道の坂揚げ工事が昨年完成をし、関係する住民の皆さんが大変喜んでいらっしゃいました。本当にありがとうございますこうした事例からもですね、引き続き今後も住宅や水田などへの逆流の流れ込みを防ぐ必要があるのではないかと。いうふうに強く考えます。
具体的な例で恐縮ですが、上野地区の下川橋、橋の名前確かめてまいりました。上野の商店街から赤羽の方に抜ける道の、うどん屋さんの近くのあの橋です。付近は、大雨のたびに氾濫しているようです。実際私は氾濫している現場を写真でしか見たことがありません。この地域の対策っていうのが必要なんではないかなと。松野地区の川向地区については、市道のかさ上げ工事をしていただいて住民の皆さんが大変喜んでらっしゃる。と同時に、こうした地域についても、何らかの手立てが必要ではないかなというふうに思いますので、現在の状況は、どのようになっているのかということを、御質問をいたします。

栗原幸雄都市建設課長

はいお答えいたします。河川の対策の状況についてということでございますが、河川の氾濫箇所につきまして整備を実施した場合、例えばその場所の護岸のかさ上げや、河川幅を広げた場合、下流で飲みきれないということも予想されることから河川の氾濫防止対策には慎重に進めていく必要があると考えております。
また今回議員お示しの下川橋の付近の河川につきましては、2級河川の夷隅川であり、管理者の千葉県とは出水時には氾濫状況などの情報提供や、通常時においても連絡は密に連絡取っている連絡を取っているという状況でございます。
また、本市で管理する普通河川は、最終的には夷隅川に流入しますので氾濫に対する要望も都度行っておる次第でございます。以上です。

戸部議員

はい。ご説明ありがとうございました。それでなかなか河川の改修工事というのは難しいんだなということを改めて理解をしたところでございます。引き続き監視体制、あるいは県との連携プレー、よろしくお願いをいたします。
次に道路沿いの土砂崩れについてお伺いをいたします。私の住んでいるお隣の地域の中倉地域というところに、松野の交差点から市野川に抜ける県道沿いです。県道ですので、これは市にお尋ねするってのはどうかなとは思いましたが、具体的には、あの土木事務所と一緒に、市の皆さん仕事されてるんではないかなということで、あえて質問をさせていただくわけであります。中倉地域に、山から崩れ落ちる土砂を追うストップして、道路をの両に危害を与えない、道路が通れなくなっちゃうようなことにならないように今している仮設防護柵というものがあります。ですからかなり高いですね。だからその分を万が一のときには、大きな岩や石ころが落ちてくるんではないかということで、でありますけれども、そのことによって、歩道の半分以上がなんていうんすか通れなくなってしまったという、そういう状況があります。そこで、こうした道路についてですが、道路への土砂流入等を防ぐための仮設防護柵なるものが、この勝浦市内にはいくつぐらいあるのでしょうか?道路に関してだけで結構です。山崩れ等を入れますと、昨日500近い数がありましたから、あの今日は道路に関する部分だけで教えていただきたいと思います。以上質問です。

栗原都市建設課長

はいお答えいたします。道路に設置された仮設防護柵の状況についてでございますが、都市建設課で管理する私道および法定外公共物に接する仮設防護柵につきましては、現在14路線で19ヶ所の設置となっております。以上です。

戸部議員

はい。ありがとうございました。昨日の500近い数に比べると、かなり少ないということはわかるんですが、それでもやっぱり道路にそういうものを設置しないと通行の安全が確保できないということでありますので、早急な、なんていうんでしょう、対策が必要だなというふうに改めてまた感じたところです。そこで質問でありますが、対応の仕方としては多分異なるだろうというふうに思いますけれども、先ほども言いましたように仮設防護柵、仮設とついております。だから、本格的な工事はこれからなんだろうというふうに思うわけであります。仮設から今後の本格的な土砂崩れ対策工事というものは、どのような工事になるのかなということをお伺いしたいと思います。では、私想像ですけれども、国道297号線を松野の方から勝浦市内に入ってくるときに、勝浦中学校に上がっていくところの押しボタン式信号、あれよりもさらに50mぐらい下がってきますと左側に、一昨年ですか、大きな工事をやって、コンクリートでこう固めて土砂が崩れないようにしてありますね。あのような工事になるのかななんていうふうに勝手に想像しておりますが、もう一度言います。仮設からほ今後の本格的な土砂崩れ、対策工事とは、どのような工事になるのか。イメージでも結構です。私にわかるように、ぜひ教えていただきたいと思いますよろしくお願いします。

栗原都市建設課長

はい。お答えいたします。本格的な対策工事についてでございますが、本来であれば議員おっしゃる通り仮設の防護柵でございますので、本来すぐにでも本工事をしなくてはならないというところでございますが、崩落後にのり面が安定していることや、また安定しておりますので既存の仮設防護柵により保護しているということでございます。仮設防護柵の腐食が見られた場合や道路パトロール等により、のり面の状況を確認し、それらを踏まえ、今後更新をしてまいりたいと考えております。以上です。

戸部議員

はい。わかりました。度々ちゃんと目視をして安全が確保されているかどうかということを、やりながら、本格的な工事も見据えて対応しているというようなあのご答弁だったかと思います。
それでさらに進んでなんですが、これまた、松野地区との関係で恐縮なんですけれども、先ほどの大雨で、市野郷から、泉方へ抜ける県道があります。これまた県道で恐縮です。あの道はですね、普段は左右大変交通量が多いんですね。通勤の人がほとんどだろうと思いますし、昼間は買い物に出かけるというようなことで、私ども松野に住んでいる私どもにとっては大変便利な道路というふうにいつも使わせていただいております。ところがですね、先ごろの大雨で、この県道82号線の荒木根ダムの上流の道路が、道幅の半分近くが流されてしまったという、こういう事態が起こりました。早速私、市役所の方に出向いて、どうなってんですかっていうような話はお聞きはしたところなんですけれども、その後今工事が進められていますが、工事が途中で今ストップをしています。県道のことについて大変恐縮ですけれども、特に通勤の人や買い物の人たちはしょっちゅうあそこの道路を通っているという。そういう市民になんていうか身近な道路というわけでありますので、1日も早い復旧工事が望まれているわけです。こっから先は私推測ですけれども、おそらく大雨でしたから、鉄砲水か何かがあって流されちゃったのかなというふうにも思います。こうした場合の、その御土砂崩れに対する対応工事っていうのはどんなふうになるんでしょうか?ということが質問の一つと、もう一つは、工事1日も早く完了してほしいっていう市民からの要望も寄せられておりますので、差し支えなければ工事の見通しなども質問をさせていただきます。よろしくお願いします。

栗原都市建設課長

はい。お答えいたします。先ほど議員おっしゃられました県道の荒木根ダム付近の工事の完了の見通しということでございますが、現在は片側交互通行により通行の安全を確保しております。道路管理者であります千葉県夷隅土木事務所に確認したところ、工法の検討など、また復旧工法の設計を現在行っておるということでございます。その後に工事となるということで、現時点では本格的な復旧については未定ということでございました。以上でございます。

戸部議員

はい、ありがとうございました。工法の検討をしていて、さらに設計をすると、したがって、見通しは完了の見通しが今のところ立たないということだと思いますので、1日も早く元通りになることを願いつつご努力をお願いをしたいと思います。
先に進みます。先ほど市長から消防特に消防団の組織活動について詳しく答弁をいただきました。このことについてなんですが、常々思っておりますことは、今申し上げましたような大雨による様々な災害、私どもも、三隅川が氾濫したときには本当にありがたい行動していただきました。それから、火災の消火活動などについても、同じです。本当に献身的な活動を展開されている消防団について、この場をお借りして感謝と敬意を表しながら質問をしたいというふうに思います。先の議会で人数確保が難しい旨の答弁があり、その御現在の状況というのが必要をから答弁もあったわけです。依然として厳しいけれども負担軽減に取り組んでいるというような話も聞こえてきました。現在の消防団活動は、定数にみていないけれども、どのような所状況阻止組織状況になっているのかということで、さらに付け加えがありましたら、課長から補足をお願いいたします。

鈴木消防防災課長

はい、お答えいたします本市におきましても消防団員の確保については厳しい状況が続いております。少子化に伴う青年層の人口減少、就業形態の変化、消防団活動が自身の仕事や家族との時間に影響するなど様々な要因が絡み合い新入団員数が減少する中、各分団においては、鋭意新入団員介入に取り組んでおりますが、新入団員の確保が依然厳しい状況であります。各分団のを体制維持が厳しい状況のもとに置かれている、中本年度においては火災が数件発生しておりますが、昼夜を問わず現場に駆けつけ、一心不乱に消防消火活動を行っている姿を目の当たりにしますと頼もしく、改めて消防団員に対し敬意を表します。こうした中、勝浦市消防団におきましては、団員の消防団活動の負担軽減にも取り組み始めています。今年度の消防操法大会の出場に当たり実施した消防操法訓練は訓練期間を短縮する、また、訓練のサポートにかかる負担を消防団全体に分散し、負担軽減を図るなど、自己改革に取り組んでいます。
今後も後も引き続き新入団員確保に向け、消防団とともに取り組んでまいりたいと存じます。以上です。

戸部議員

よくわかりました。引き続きよろしくお願いします。それで、もうひとつなんですが、あの実際に万が一が起こると、例えば農家の方ですと、田植している最中でもそれをほっぽって駆け付けなくちゃいけない。お店の人ですと商売やってても、家族でやっていれば言ってくるから頼むっていうことで出ることできるんでしょうけれども、1人で商売を運営している方で消防団員であるならば、店を閉めて、それで出て行かなくちゃいけないっていう、こういう状況があるんではないかというふうに思います。なお先ほど来話がありましたように、献身的にやってくださってるそういう同消防団員の方々でありますから、その見返りを求めるなんていうことは、ないのかというふうには思いますけれども、でも実際はそうやって、半日なり場合によっては半日以上を自分の仕事をストップして、その活動に当たるというこういう状況になっているんだろうというふうに推測をしております。そこで、消防団員に対する処遇改善が必要かというふうに思います。9月の議会でもそのような質問がありました。その後の状況は、どういうふうになっているのか、前進しているのであれば大変嬉しいことであります。その後の状況等も含めまして質問いたします。

鈴木消防防災課長

はい、お答えいたします。国は地域の王将防災体制の中核的役割を果たす消防団の団員数が減少を続けている危機的な状況を踏まえ、消防団員の処遇改善を図るため、年額報酬額、出動報酬額の改善に取り組むよう市町村に求めています。国が定める団員の階級にある者の、年額報酬は3万6500円が基準額であり、団員より上位の階級のある者等については市町村において、業務の負担や職責等関し、この標準額と均衡の取れた額となるよう定めることとなっております。また、出動報酬についても活動の実態に応じた適切な額を支給するよう、出動報酬については1日当たり8000円を標準額としています。これに対し本市の現状を申しますと、役職のない一般団員は2万8000円であります。また、出動手当等の額については、災害警戒訓練等を指導手当、技術団出動手当ともに1回当たり1900円年、年末警戒手当は一夜当たり1900円であります。よって国の示す団員の標準額3万6000円と、本市の団員の年額報酬2万8000円では、8500円の差が生じており、出動手当等については、支払いの単位が違いますが、こちらも差が生じております。また本市において団員の年額報酬を3万6000円に改善する場合、団員から見て副分団長までの階級についても、団員報酬額との均衡を図るため、改善が必要と考えます。一方で消防団への入団の動機は、消防団員の一員となり、地域住民の生命財産を守るという崇高な使命感であります。今般の国が示す報酬額の改善は現役の団員に対する実態に見合った手当を行う日頃の労苦に報いるための意味合いが大きいと受け止めたいと存じます。
このようなことから消防団員の処遇改善に向け消防団本部および消防委員会のご意見を聞きながら早急にいい取り組んでまいる所存でございます。以上です。

戸部議員

率直に申し上げますと、私が予想した手当額よりも、少ないなというふうに感じました。改善に向けて引き続き努力されるというご答弁でしたので、手当額の増額も含めてぜひ、改善に向けて早急な努力をお願いをしたいというふうに思います。以上をもちまして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

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